ラパーマの育て方

ラパーマはとても美しい独特な猫ですが、普段の飼育は普通の猫と同じです。
完全室内飼育で、適切なフードや運動できる環境を与えて、体調不良が見受けられた場合は速やかに動物病院の受診をお願いします。

身体のお手入れは、一度に広範囲をしつこくブラッシングするよりも、毎日少しずつブラッシングして、デッドコートを取り除くことで、被毛を優れた状態に保ちます。薄毛の間は、丁寧に撫でてやることでブラッシング代わりになります。ブラシよりもできれば櫛を使用して軽くコーミングした方が良いです。

シャンプーは3か月から6か月に一度程度で十分ですが、ラパーマは個体によって、薄毛の時期に皮脂が多く脂っこい肌になることがありますので、その場合はもう少しシャンプー頻度を増やします。シャンプーのあとはタオルで、こすらず良く水分を拭き取ります。ドライヤーはできれば避けるか、短い時間で素早く使用してください。また、時々蒸しタオルで体を拭いてやると被毛や身体が清潔に保てます。

皮脂が多い体質のため、爪の付け根が皮脂で汚れたり、黒いタールのような耳垢がたまることがあります。濡れたティッシュなどで優しく拭きとってやってください。これは病気ではなく体質によるものです。
また、大変寒がりな個体が多いため、寒い時期は室温を高めに設定したり、ペットヒーターを設置する必要があります。

ラパーマの巻き毛

仔猫は完全に発達したラパーマコートを持っていません。
これは特に長毛の仔猫に目立ちます。

ラパーマの被毛は2歳以上になるまで発達し、完全に成熟するまでに2~3年かかります。

仔猫は、頭のてっぺんのところから始まって、ほとんど完全にはげていきます。

このプロセス(脱毛)は、一般的に仔猫が約2週齢になったときに始まり、彼らは最初の4ヶ月ほどの間にさまざまな段階の脱毛症になることがあります。

仔猫は巻き毛で生まれた場合、脱毛しても被毛は一般的に戻ってきて、その後は常に巻き毛になります。

ラパーマは生涯にわたり、薄く散らばったような被毛を残す程度の脱毛から、フルコートまで変化します。避妊去勢後はフルコートになることが一般的です。

無毛で生まれた仔猫は、2~3年かけて成長とともに巻き毛が生え揃いますが、直毛で生まれた仔猫はほとんど一生涯、直毛のままです。

ごく稀に、直毛で生まれた仔猫が脱毛後に巻き毛になることがあるそうですが、ほとんどは直毛のままです。

ラパーマの巻き毛は、コーニッシュレックス、デボンレックス、セルカークレックスとは互換性がありません。(それぞれの巻き毛遺伝子は全く別の遺伝子です。)

ラパーマの血統書の名前の中にBB、BC、BSと記載されることがあります。

これは、 Born Bald(はげで生まれた)、 Born Curly (巻き毛で生まれた)、Born Straight(直毛で生まれた)という意味です。

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